不動産チラシやホームズ・スーモ・アットホームなどのサイトを見ていると「耐震等級~」という言葉を目にする機会が御座います。
耐震等級とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって定められた住宅性能表示の一つで、住宅の耐震性能を評価する指標になります。
地震に対する住宅の強度を、誰にでも分かりやすく示したもので、住宅の「通信簿」の様なものです。
耐震等級のレベルは①・②・③とあり、耐震等級③が最も耐震性能が高い評価となります。
耐震等級①のレベルは?
耐震等級①は建築基準法で定められている最低限の耐震強度になります。
現在新築として売りに出されているご住宅は少なくとも耐震等級①以上で建てられている事になります。
・数百年に一度発生する(震度6~7)大地震が起きても耐えられる強度
・数十年に一度発生する(震度5強)地震が起きても損傷しない強度
と定められています。
耐震等級②のレベルは?
耐震等級②は耐震等級①の1.25倍の耐震性能レベルです。
多くの公共建築物(病院、学校)は当レベルで建築されています。
耐震等級③のレベルは?
耐震等級①の1.5倍の耐震性能で、最高評価となります。
防災拠点となる避難所や警察署・消防署は当レベルで建築されています。
当社にてご紹介させて頂いている新築住宅の殆どが、当耐震等級③で建築されています。
耐震等級③のご住宅を購入するメリットは?
火災保険の地震保険の割引率が50%ございます。
例えば
木造住宅 面積104㎡の建物
耐震等級なしの場合⇒86,280円(5年分)
耐震等級③の場合 ⇒43,140円(5年分)
5年で旅行一回分の差がございます。
また、近年の地震保険料の改定を振り返ると、2017年(+5.1%)、2019年(3.8%)、2021年(5.1%)と3度の地震保険料改定が行われています。
この改定は東日本大震災の影響や南海トラフ巨大地震の被害予想の影響を踏まえたもので、いずれも値上げとなるものでした。
2022年10月にも保険料改定が実施される見込みで、山梨県は-8%と値下げとなる予定ですが、今後南海トラフ巨大地震の勃発予想で保険料が上がる見込みです。
地震が起きないに越したことは無いのですが、万が一の際の地震保険料を抑えられる「耐震等級③の家」お勧め致します。