不動産業に従事して早20年。
様々な取引に携わりましたが、不動産の売却も数多くお手伝いさせて頂きました。
そのお客様(以後売主様)は同一県内の少し離れた場所にお住まいでしたが、当社近くに転勤になるとの事で新築住宅をお探しでした。
無事に気に入った新築住宅が見つかり、少し離れた場所の持ち家は、新居に入居後に売りに出すとの事。
売却は購入した時の不動産業者様(某ハウスメーカー系大手不動産仲介会社)にお任せするとの事でした。
新居に入居後、約4ヶ月後にその売主様より突然のお電話を頂きました。
「家の売却を開始して3ヶ月。全く売れる気配がない。何とかして欲しい。」と。
販売価格は相場通り。築20年以上経過しているが内外装はしっかりと手入れされており、とても印象の良い家。なぜ売れないんだろうと思い調べてみると色々問題点を発見しました。
問題点①
鍵が現地に設置されていない。
販売物件から鍵を管理する会社まで往復1時間以上掛かります。急なご案内に対応できない物件は売り時を逃します。
問題点②
インターネットに物件が掲載されているが、内外装の写真が掲載されていない。間取り図面が汚くてよく見えない
物件の基本情報すらよく分からない状態で誰がお問合せしてくるんでしょうか?
問題点③
指定流通機構レインズ(売り物件情報の登録・登録は不動産会社の義務)に登録されてはいるものの
マイソク図面(販売用資料)の出来が「おままごと」レベル。
私たち不動産営業マンはこのマイソク図面の情報のみを頼りに、購入希望者様へ物件をご紹介するのです。購入希望者様はこのマイソク図面を基に見学するか否かを決めるのです。
少し丁寧な仕事を営業マンがすることにより、物件が多くの購入希望者様の目に留まり、売れるのです。
上記の問題点を全て解決し、家の写真を撮るついでに近隣の家2,000軒程にチラシを撒いた所・・・
2件のお問合せ。すぐにご見学頂き、住宅ローンの内諾を取得し、売主様に御報告にあがりました。
ちなみにこの時、売却の依頼を受けてから4日後です。
私 →「購入希望者様を見つけました。住宅ローンの内諾は取得済みです。」
売主様→「ええっ!? もう?? ええっ?? △★※□◎∋??」←軽いパニック
私 →「ええ。お待たせ致しました。」
この報告時の売主様より私に向けられる【宇宙人を見る様な眼差し】は地球デノ良イ思イ出デス。 何年か経過した今でも良い思い出です。
売却のご相談も随時受付中です。
当社の不動産売却メソッドを是非聞いてください。