和歌山県和歌山市の市街地に位置する商店街「ぶらくり丁商店街」
商品をぶら下げて陳列した事からこの名が定着した商店街です。
以前は人波で、まっすぐ歩くことが出来ないと言われた位、大阪以南で賑わう商店街であったそうです。
和歌山県を代表する繁華街として栄えていたぶらくり丁商店街ですが、、人口減少とモータリゼーションの進展に伴い、和歌山市の人口・商業当は、和歌山市の中心からその周辺部・郊外へと流出し、ぶらくり丁商店街は衰退していくことに。
また、2000年代初頭頃を中心とした大型小売店の閉店や、映画館の閉鎖により衰退傾向は一気に加速しました。
人を呼び込む施設がなくなったぶらくり丁商店街は、通行量の激減、空き店舗の増加で、近年ではシャッター通りと化しています。
その中で、行政を主体に中心市街地活性化への様々な取り組みが行われたものの活性化には至らなかった様です。
ここ迄聞くと甲府市街地と一緒ですね。
私が穴切小学校・甲府西中学校・西高等学校に通っていた20年前の甲府市街地はとても賑やかで、人通りも多く、商店にも活気がありました。
現在は空き店舗が多く、活気のある市街地とは言えない状況です。
昔ながらの長屋用敷地で細長く、思い通りの家を建てられない、買い物もままならない甲府市中心部より、広い敷地で希望通りの家を建てられ、大型駐車場を完備するイオンを代表とする大型ショッピングモールの近くに、マイホーム需要が高まった事は当然の結果です。
市街化を促進する「市街化区域」内の人口が減り、市街化を抑制する「市街化調整区域」内の人口が増えている状況です。
前述した和歌山市では上手くいかなかった行政主体から市民が主体となって行う街づくりを開始し、近年では数々の事業が具体的に動いており、その中でも特に期待されている事業が、市中心部の人口減少・少子化に伴う学校再編がきっかけで閉校した2つの小学校・1つの中学校跡地に3つの大学を誘致し、3校で1200人以上の学生数を確保するそうです。(一部予定)
市の中心部に大学が位置する事により、中心市街地の賑わい創生が期待され、ぶらくり丁商店街も若者をターゲットとした店舗の開業などで商店街に人が戻ってきているそうです。
中心地に3つの学校跡地・・・・
甲府も一緒ですね。