先日のブログで不動産コンサルティング技能試験に合格したとお伝え致しました
不動産業で独立する際に、不動産仲介業を業務の柱にする事は確定しておりました。
しかしリスクヘッジの為の枝となる業務に、相続を含む不動産コンサルティング業をと考えていた事。
父が亡くなり相続が発生し、不動産の活用法により、相続税に大きな差異が生じることに気が付き、アドバイスが出来る不動産コンサルティング業に興味を持ったこと。
相続発生時に担当して頂いた税理士の方の執筆した相続に関する書籍を拝読し、とても為になりましたので、リンクを貼り付けておきます。
この2点により、不動産コンサルティングに関わる資格を取得してみようと思った事が受験のきっかけでした。
善は急げと受験に向けて色々調べてみましたが大きな問題が発生します。
マイナー資格すぎて勉強法が分からない!
インターネット等でも明確な勉強法が出ていない!
大きな書店でもテキストが見つからない!
不動産業界の知り合いにも受験経験のある人が見つからない!
来年以降、受験をお考えの方が困るのではないか?
沢山の方が受験し、資格取得者が増えればマイナー資格と言われなくなるのではないか?
そこで私の勉強法を包み隠さずお話いたします。
まずは
■受験資格
・宅地建物取引士 ・不動産鑑定士 ・一級建築士 のいずれかの資格登録者である事。
資格登録者であれば不動産コンサルティング技能試験の受験はできます。ただし、各資格登録後実務経験5年以上ないと「公認不動産コンサルティングマスター」の登録は出来ません。
■試験日
毎年11月の第2日曜日
■受験申込
私は令和2年7月20日~9月17日でした。
■受験料
31,000円(税込)
むちゃくちゃ高いです(笑)
私の勉強開始は9月1日からでした。
宅地建物取引士をお持ちの方であれば約2か月あれば十分だと思います。
1日の平均勉強時間は3時間、総勉強時間は180時間~200時間位です。
■私が使用したテキスト
「令和2年度 不動産コンサルティング基本テキスト」
第1分冊(不動産コンサルティングとは、事業・実務編)
第2分冊(建築・公法編、私法編)
第3分冊(税制編、経済・金融編)
公益財団法人不動産流通推進センター編著・発行
「2020年版不動産コンサル過去問題集」(3年間分)
この3冊のテキストと過去問題集が唯一のテキストです(笑)
テキストに軽く目を通して思った事。
「試験範囲が広すぎる。宅建の比にならない程広すぎる。」
そこで「不動産コンサルティング・基礎教育」なる講習を受けることにしました。
(事業・業務)・(建築・法律)・(税制・経済金融)の3つの講習を3日間かけて受講します。
受講料は各コース16,000円(消費税込み・教材費込み)
この講習に申し込めば、上記の3冊のテキストが第一回目の講習時に配布されます。。
私の場合9月10日頃に第一回目の講習だったので10日間勉強が出来ない事を嫌い、書店でFP技能士2級のテキストを購入し、勉強しました。
金融資産運用・タックスプランニング・不動産・相続、事業継承辺りはほぼ同程度の勉強内容だと感じました。
尚、この3コースを全て受講すると「不動産コンサルティング入門研修 ステップアップスクーリング」を受講することができます。
結果的に見てこの基礎教育、ステップアップスクーリングが大正解でした。
講習中
【講師】 第一テキストの~ページの~~~~にアンダーラインを・・・
【受講生】 スーー(アンダーラインを引く音)
【講師】 第二テキストの~ページの~~~~にアンダーラインを・・・
【受講生】 スーー(アンダーラインを引く音)
【講師】 第三テキストの~ページの~~~~にアンダーラインを・・・
【受講生】 スーー(アンダーラインを引く音)
これが3つの講習、ステップアップスクーリング中ずーっと続きます(笑)
設問を掘り下げて教えてくれる様な事はありません(笑)
講師が指定した箇所にアンダーラインを引くだけです。
講習ではないですよね(笑)
私が講習を受けながら思った事。
「アンダーライン引いた所が試験に出るってこと?」
試験が終わって思った事。
「アンダーライン引いた所が結構出た!」
不動産コンサルティング技能試験は午前に120分の択一式試験、午後に120分の記述式試験が行われますが、午前中の択一式試験は50問中41問正解でしたので、この講習もどきが基礎知識(笑)を押し上げてくれた事は間違いありません。
択一式の解答速報が出た時点で合格を確信しました。
3回の講習とステップアップスクーリング、過去問を2~3周。
これだけで充分合格できると実感しました。
受験代:31,000円
講習代:16,000円×3回=48,000円
ステップアップスクーリング代:7,000円
合計:86,000円
こいつ、資格を金で買いやがった…と思った人、歯を喰いしばって一歩前へ